FPVとは?
2017/06/03
FPVとはFirst Person Viewの略で、日本語訳すると一人称視点となります。
一人称視点なんて言葉自体、日本語でも聞く機会はないので分りにくいですが、要するにドローンなどに搭載したカメラの映像をリアルタイムで受信して観ることを言います。
ドローンからの映像をリアルタイムで確認できるので、肉眼で確認しきれないほど遠くに飛ばしても、建物などで視界から外れても、電波が通ってればコントロールすることが可能になります。(現在は目視外飛行は承認が必要となりますので、原則目が届く範囲での飛行を行ってください。)詳しくは国土交通省のサイトをご覧ください。
FPVの中でも、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型のモニタ)を使ったものは、操縦者の視点がそのままドローンの視点とリンクしているので、空を飛んでいるような感覚になります。
このFPVですが、アメリカなどではとても盛んに行われていますが日本ではそこまで普及していません。そのワケは、アメリカと日本の電波法の違いによります。
日本でFPVをしようと思ったら今のところ、高価な機械を購入するか、資格を取って電波の利用申請をしなければならないからです。
ネット通販などでリーズナブルな値段でFVPの装置もしくは、FPV可能な機体を扱っているのを見かけますが、大抵は海外製で使用している電波が5.8GHzだったりします。そのまま使用すると日本の電波法に触れてしまうので注意が必要です。
※法規など詳しくはこちらのサイトさんが解説されています。
しかし、最近では日本でも比較的手の出しやすい価格で技適マーク(電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマーク)を取得したFPVのできるドローンがリリースされています。今後、より高性能で価格の安いドローンが出てくれば日本でのFPV人口も増えていくことでしょう。
これぞFPVという動画です↓
相当熟練のFPV操縦者が扱っていると思われます。日本でもFPVが広まれば、日本発のエキサイティングな動画が見られる日が来る事でしょう。
関連記事
-
PHANTOM 3 の保険登録をメールから手続きしてみた
「PHANTOM 3」が届いてから忘れてはならないのが保険の申込み。 DJIは三 …
-
ドローンについて
「ドローン(Drone)」は、軍事用の無人航空機などをさす言葉として使われていま …
-
ジンバルとは?
ジンバルはカメラを安定させる装置です。 カメラをドローンに直接設置すると、ドロー …
-
業務用のドローンはなぜ高価なのか?
業務用のものであれば数十万~100万、またはそれ以上ものまであるドローン。 一方 …
- PREV
- ジンバルとは?
- NEXT
- PHANTOM3が発売!出荷は5月中旬ごろ