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ドローンを使って想定できるリスクとは

   

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リスクを知ることによってこそ安全に使えると思いますので、ドローンを使う事によって懸念される事案を取り上げたいと思います。

墜落によるケガ

ドローンを扱うのであれば一番真っ先に思い浮かぶ危険要因です。

ドローンが墜落するにはいくつかの理由があります。考えられる事として

  • 操作ミス
  • バッテリー切れ
  • 電波干渉
  • 暴走

などがあります。

操作ミス

ドローンの操縦はコンピューターが制御してくれることもあって、比較的簡単に出来てしまいますので操作に慣れるまでそれほど時間が掛りません。すぐに上達した気になって無茶な操作をしてしまうと事故の原因となりえるでしょう。

突風や障害でバランスを崩した時に冷静に対処できるようになるまでにはそれなりのトレーニングを要します。

また、電波や気圧、気流など上空で何が起きているのかを肌で感じることはできませんので、経験を積んで常に慎重に操作することをお勧めします。

バッテリー切れ

バッテリー切れによる墜落も割と多いと聞きます。一つのバッテリーでどれくらい飛ばす事ができるのかは機体によってバラバラですので、しっかりと把握して余裕をもってフライトを終えることが必要です。

機種によってはバッテリーの残量を表示してくれるのですが、遠くまで飛ばしてしまい、帰ってくるまでにバッテリーが持たず墜落することもあります。

また、充電満タンにしたつもりがそうでなかったり、バッテリーの劣化で想定したとおりのパフォーマンスを得る事が出来なかったりと様々な要因が考えられますので、日ごろからメンテナンスを十分に行い、余裕を持ったフライトを心掛けることが必要になります。

電波の混信

電波の混信にて墜落するケースも報告されています。街中ではwi-fiを含め数えきれないくらいの電波が飛び交っていますので、特に注意が必要です。

目に見えないだけあって対策は難しいですが、なるべく電波の少ない山で飛ばしたり、最悪墜落しても人や建物に危害を加えることのないような場所を選ぶことが望ましいでしょう。

暴走

操作の暴走は上記の電波の混信によっても起こりえるんですが、まだまだ発展途上の技術を使っている部分もあるので、なんらかの原因でプログラムが誤作動を起こして暴走を引き起こす事も想定できます。開発側が想定していないような操作などはエラーが起こりやすいので

最近の機種では、GPSで機体を制御してますので、キャリブレーション(位置の測定・修正)が不十分なせいでコントロールを失うこともあります。

プライバシーの侵害

今まで人の踏み入ることの難しかった高さ、場所にカメラを搭載して簡単に行く事のできるドローンはときに人々のプライベートに踏み込んでしまうことになるでしょう。

マンションの高層階に居ても高い塀に囲まれていても、ドローンは簡単に侵入することができます。ドローンを扱う人のモラルの問題になるかと思います。

テロへの利用

ドローンに爆発物を搭載すれば簡単にテロを起こす事ができます。しかしそれはドローンに限ったことでなく、昔からあるラジコンヘリや飛行機でもやろうと思えば出来た事です。ドローンは高機能で比較的価格の安いものもありますので、ハードルが低くなっただけ。要は使う人の意識の問題だと言えるでしょう。

首相官邸のドローン事件で使われたPHANTOMは製造メーカーであるDJIが首相官邸と皇居の半径1キロ圏内を飛行禁止区域に指定しましたので、正規の方法ではコンピューターに制限が掛って飛ばすことはできません。

テロへの応用が可能なほどの高機能なドローンはメーカーからもフライト情報などを把握することが可能ですので、監視体制などを築いて容易にテロが行われる事がないように整備していってほしいと思ってます。

人との接触

2014湘南国際マラソンでスタートの様子を撮影しようとしたドローンが制御を失って、機体の体制を戻そうとしたスタッフがプロペラで頬を切るケガをしてしまいました。

自身の重量に加え、数キロの撮影機材を搭載して飛ぶドローン。その揚力を生むプロペラは接触してしまえば、簡単に傷を負ってしまいます。

まだまだ物珍しい目で見られるドローンです。人の多いところで飛ばしていたら子供等が寄って来ますので注意が必要です。

 - 事故防止

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